耐光性が強み・顔料染め

のれんは店舗やメッセージを生地に印刷して、来客を動機付けたり広告宣伝効果をねらったりすることが動機になって作成されることになります。
(※幅広く対応できるのはkyonoren.comのれん製作オリジナルオーダー【京都のれん株式会社】暖簾の本染め(印染め)・麻・綿・印刷・ポリエステル・インクジェット染色)

例えば何の料理をメインにしている店舗なのか、店名と食材や全体のメニューの方向性などを目にしたものが、たちどころに理解できるように作ることがポイントになります。その目的実現には文字のフォントやデザイン性、生地やその色合いなどの選択を
行うことになるのです。

撥水のれんを利用しよう

ただ何を公衆に訴求するにせよ、のれんは屋外で外気にさらされ、風雨にも見舞われることになるのは確かです。長年使用を継続することを前提にしていることから、耐久性も十分備えることが求められるのです。

なかでも問題になるのは紫外線にさらされたり、雨水に吹き付けられることによって経年劣化は不可避な点が問題です。のれんの染めプリントでは何をもって、印刷するのかによって大別して染料染めと顔料染めに分類することが出来ます。これは色味を出す原料の違いによる分類ですが、それぞれに特徴を持っています。

染料染めについて

染料染めは、文字通り指定の色合いをもった染料を駆使して印刷する方法になります。この染色のメリットは発色の鮮やかさを有する点にあります。暖色系の色ならより強烈なインパクトを与えることが可能です。鮮やかな外見から、公衆の視線を誘引するメリットがあるのは確かです。

しかし紫外線にさらされると、短時間で褪色してしまうデメリットを抱えているのです。そのため、外気や日光にさらされる環境では、劣化が早いことになります。

これに対して、染めプリントのなかでも顔料染めでは鉱物や土などの顔料が持つ色合いを利用して印刷することになります。安定性が高い鉱物が使用されることが多く、長時間安定した発色を期待できます。

紫外線の暴露にも強く、屋外に設置するのれんに使用しても、長時間褪色することなく安定したパフォーマンスを発揮する訳です。鮮やかさでは染料系に劣る場面もありますが、強靭性の面では顔料染めには敵いません。

のれんの染めプリントをご検討するなら、顔料染めをお勧めします。

ロータス刺繍のれん

自宅のちょっとした間仕切りにのれんを使うと、雰囲気をガラッと変える事が出来ます。
開放感ある自宅にするために部屋のドアを取り外して、導入するといった方も増えています。

のれんは、日本で古くから使われており、独自の文化と言っても良いほどわたし達の生活に根付いているものです。

お店の入り口や銭湯・温泉の入り口に使われているのを目にした事がある、という方も多いのではないでしょうか。

銭湯の入り口にあるのれん

あまり自宅で使う物だという認識はないかもしれませんが、
案外家の中でも活用できる場面はあるのです。

扉をつける程でもないけれど、ちょっと目隠しをするために
部屋と部屋の間に設置したり、棚の前につけたり、また
お風呂を銭湯に見立てる感覚で湯のれんを自宅用につけられる方もいます。

更には最近在宅での仕事が増えているため、自分の居場所を作るための間仕切りとして活用されることもあるようです。

正にアイデア次第で多種多様に活用できる、便利なアイテムだと言えるでしょう。

自宅に導入する場合、自分が気に入った柄や色のものを購入すると良いでしょう。
インテリアや部屋の雰囲気に合わせて選ぶのも良いかもしれません。

アジアンテイストが好きなら、ロータス刺繍ののれんがお勧めです。
ロータス刺繍は蓮がモチーフとなっている刺繍の事で、ベトナムではとてもよく知られているものです。

ベトナムで正装として着られる民族服のアオザイにも、このモチーフがよく入っています。
正装として着る場合、一般的に白をベースとした生地に蓮のモチーフを入れる事が多いですが、
生地の色は他にもたくさんあり、モチーフとの組み合わせで無限の可能性があります。

のれんにモチーフをデザインする

絵画のように美しいとも言われるロータス刺繍ののれんを購入する場合、インターネットで販売しているお店をスムーズに見つけられます。

気になった方は1度検索してみると良いでしょう。
また、腕に自信があるなら 自分で作ってみるのも良いかもしれません。

アジアンテイストを自宅に取り入れて、毎日の生活をより楽しくしてみませんか。

暖かみが感じられる柄が多い

のれんと聞くと、よくお店にかかっているような
紺色や白色のものをイメージする人が多いかもしれませんが、
暖色のものや可愛らしいデザインのものも多くあります。

そのため、住まいに取り入れることで、暖かみのある空間を
つくり出すことができることを知っておくと良いです。

こういったのれんを選ぶようにすると、より一層家族が安らげる空間になるでしょう。

のれん生地を活用したい

柔らかなピンクやオレンジ、イエローなどののれんも、
暖かい雰囲気が感じられることで人気があります。

デザインについては、無地や水玉などのシンプルなもの
だけではなく、動物やイラストが描かれたものもあるので、
部屋の雰囲気や好みに合わせて選ぶことが可能です。

優しい雰囲気の動物の絵柄に、詩が書かれているようなのれんもあります。

子供部屋に取りつけるのであれば、お姫様や乗り物などが
描かれたものを選ぶこともできるでしょう。

飲食店などには寒色系のシンプルなものが用いられていることが
多いですが、自宅でも取り入れることができるような
暖かみのある色や柄ののれんも増えています。

色や柄のバリエーションが多彩なので、豊富な種類から
とっておきの1枚を見つけることができるはずです。

コロナによるストレスを和らげる

生活様式の変化や自粛生活の影響など、コロナのストレスを感じている人は非常に多いです。
これを緩和したいと考えるのであれば、自宅を暖かみのある雰囲気に
変えることがおすすめだと言えます。

自粛生活を送るようになってから、今までよりも自宅で過ごす時間が
増えた人は多いはずです。

長く過ごす場所だからこそ、暖かみのある場所に変えることで
ストレスを和らげることができます。

のれんを活用すれば、簡単に部屋の印象を変化させることが可能です。

住まいとのれん

キッチンとリビングの間にかけてみたり、壁に飾ってみたり、
色々な方法で取り入れることができます。

暖かみのある色合いや落ち着くことができるような絵柄のものを
選ぶことで、イライラや不安を緩和させることができるはずです。

それぞれの個人の部屋に取り入れるのであれば、好みに合わせたものを
選ぶことができます。

猫好きであれば猫柄、シンプルが好きであればグラデーションで
絵柄はなしなど、それぞれがテンションの上がるようなものを選べるでしょう。

コロナによって家族がストレスを感じているのであれば、
住まいにこういったちょっとした変化をもたらすことで、
そんなストレスを少しでも和らげることができるかもしれません。

のれん補助金制度は職人を守るため

京都市では京都にふさわしい広告物の普及を促し、
広告景観を向上させるために補助金制度を設けています。

のれんと補助金

京都で育まれた技術を使ったのれんに対して交付され、
機械で製作されたものでなければ、シルクスクリーンでも
適用になるのです。

本染めの場合印刷技術でのれんをつくるのに比べて高くなるので、
補助金を使って多くの人々が染め物に触れられる機会が増すので
良いことだと思われます。

お客様にも良い制度ですが、京都の伝統を引き継いで
仕事をしてきた多くの京都の職人を守る制度でもあるのです。

のれん製作だけでなく、設置のための金具付けや
のれんのデザイン代にも充当することができますから、
製作代が安い方がメリットが出てくることになります。

印刷技術に比べて本染めの技術は職人が一人前になるまで
すごく時間がかかるもので、この制度を活かすことで
意欲のある職人を増やしていくための励みになるのです。

伝統技術を残していくためには、それを守ってきた
職人の貢献を評価することが重要です。

伝統工芸であるのれんづくりに適用されたことは
職人の技術を守り、手づくりの良さを景観に
ふさわしいものにしていくことを意味しています。

伝統を守る京都市らしい制度です。

制度の活用

のれんで守る広告景観

京都市の広告景観づくり条例は、京都にふさわしい
屋外広告物を普及させ建築物や街並みに合った広告物を取り入れて
街づくりをしていこうという趣旨があります。

これには地域の状況を考慮して広告物を製作していこうというものです。

したがって、商店街等の広告においても統一看板や
協働看板がふさわしいとしています。

京都の商店にとってのれんは、屋号とともに
その商店を象徴づける存在であります。

のれん製作にあたって、街並みに溶けこむものになることが重要です。

のれんは本染めで職人が丹精込めて作り上げたものが多く、
たとえ印刷技術でスクリーン形式で造られたものであっても
伝統を守って製作されることが要求されます。

陳腐な広告塔などが、京都の街並みにふさわしいかと言えば
街並みの景観を壊すことにつながります。

したがって、広告のデザインも統一的な調和が大事になるのです。

古き伝統と職人の技術を守っていくことこそ
景観づくりに活かされることが求められています。

この趣旨をふまえて条例に基づいて、景観を大事にする趣旨で
広告物をとらえていく必要があります。

このため、景観を守るためデザインや大きさ、色などに
統一性を維持することが求められているのです。

のれん染工場の職人になるには?必要な資格や経験

職人になるための必須資格は無い

飲食店や旅館など、街や観光スポットなどの様々な場所で
みかけることが多いのれんですが、その精巧な作りから
製作に携わるには長い期間の修行が必要という、ハードルの
高い職業に感じている方も多いことでしょう。

確かに染色や型づくりなど、複雑な工程を経てやっと完成
する伝統工芸品で、全くの未経験の素人では製作することは
不可能です。

随所に見られる製作者の拘りや長年培われてきた技術に
よって崇高な輝きを見せるのれんですが、作り手側に回り
たくても経験や技術が必須で、直ぐにはなれないと諦めがち
な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

のれん職人

のれんは日本の伝統工芸品として古くから日本で受け継がれて
きたものですが、製作に直に携わるには、特に必須資格が必要
というわけではありません。

のれんの染工場の求人には、未経験者の募集も行っております
ので、染工場の職人になるには先ずは応募して現場で経験を
積むのが大切です。

経験豊かな方々が多数在籍していますので、手厚い指導のもと、
のれんの染色や過程を見て学び仕上がるまでの各工程について
の知見を広めるのが肝心です。

長い年月をかけて経験を積むことで、自ずと技術も磨かれ
一人前への道へと繋がります。

染色家養成の学校も存在する

のれん染工場で職人になるには全くの未経験でのスタートも
可能ですが、全国には染色家育成の学校も存在しますので、
そこに入学して染色や伝統工芸品に対しての知識や技術を
学んでから染色家になれば、よりハイクオリティののれん作り
に携わることが可能になるでしょう。

養成学校では当然染色家志望の方々が周りに多く存在しますので、
お互いの意見を交換し合うことによって芸術的なセンスを磨くこと
にも繋がり、将来的に独創的なのれんが作れる感性を養うことにも
なります。

のれん作りには芸術的な感性も必要で、センスを磨くことで
染色などの製作過程の様々な場面で活かすことも出来ます。

学ぶ

よりのれんに対しての知識や技術を向上させたいのなら、
養成学校に入学するのが良いでしょう。

また、長い修行を経て経験を積んでいけば、国家資格でもあり
日本の芸術を後世に伝える重要な役割を担う、伝統工芸士への
道も拓けます。

資格を取得するには12年以上実務経験が必須などの条件があり、
学歴よりも技術が問われる取得が困難な狭き門ですが、後世に
文化や技術を伝える重要な役割を担うため国からの補助金など
の援助のもと、生涯にわたって染色などの製作に携わることも
可能になります。