店舗の入り口に吊り下げることの多い暖簾は、お店のコンセプトを考えてデザインを考えることが大切です。
店を訪れた人が中に入る際に目に入るほか通りを歩く人の目にも留まる可能性があるこの布は、看板としての意味合いもあります。お店の顔ともなる存在であるため、店舗の写真を撮ろうとした場合には暖簾のある入り口をメインとするような構図にすることも少なくありません。
最近ではインターネットで調べて来店する人向けに、ホームページやSNSで情報を発信している店舗も多いでしょう。お店のイメージを伝えるアイテムとしても、まず使われるものでもあります。そのようなことから入り口にかける布1つであっても、やはり店舗のブランディングに役立つようなデザインにするべきといえます。
看板代わりの意味合いもありますが、金属のものとはテイストが異なっているのが特徴です。特に和の趣きをアピールしたいときに役立つアイテムです。
また暖簾は長さによっていくつも種類があり、使われる場面に違いがあります。例えば半のれんという丈が57センチほどのものは、ラーメン店や居酒屋などの飲食店で用いられることが多いため飲食店だと分かりやすくする効果があります。
どんな暖簾が必要か考えよう
暖簾のデザインは下げる場所や用途などによって変わってきます。店舗の入り口ならば、目隠しや日除けなどが主な目的です。それぞれの目的に合った形状のものを選べば、直射日光が当たらないようにしたり人目を避けたりするといった効果を得ることが可能です。しかしそれだけでなく暖簾は看板の意味もあります。
吊り下げられているとお店の入り口がどこかわかりますし、訪れる人を歓迎していることをアピールすることもできます。また軒先の間口にいっぱいに張る水引のれんは、
ディスプレイにも役立てることが可能です。どのような暖簾が必要か考えるときには、
設置場所に合わせたサイズや色・デザインから計画をするのがおすすめです。
色は昔は呉服店は紺や藍、菓子や薬を扱う店は白といった具合に職種によってある程度決まりがありました。現代ではお店のイメージに合う色を自由に選ぶことが多いですが、コンセプトに合わせて伝統を考えて選ぶの1つの方法です。
使用する文字やロゴマークなどは、配置やサイズなどにより
印象が大きく異なります。大きく店名を記載すると看板代わりになり、特に日除けのれんは遠くからでも良く見えるので看板としても役立ちます。